

「振動解析の専門書を読むと難しすぎて、自分には無理だと思ってしまう」
「データは取っているが、結局いつメンテナンスすればいいのか迷う」
そんな声をよく聞きます。教科書的な「精密診断」は確かに重要ですが、実際の現場ではもっとシンプルで現実的な判断が行われています。多くの現場を見てきた経験から、「現場の感覚」と「デジタルデータ」をどう組み合わせて判断すればいいのか、その現実的な運用法をお伝えします。

現場で最も頼りになるのは、実は一番シンプルな「速度RMS値」です。
中山の経験則ですが、「速度(Velocity)の値」と「人間が現場で感じる違和感」は、非常によく一致します。
現場に行ってみてください。「いつもより音がうるさい」「機械に触るとビリビリと大きな振動を感じる」といった五感での変化があるはずです。
難しいことを考えず、まずはコナンエアーで「速度RMS値」のトレンド(傾向)を見てください。これが右肩上がりになっていなければ、その機械は概ね健康です。数値が上がり、現場でも「なんかうるさいな」と感じたら、給脂や部品交換の準備を始めてください。一般的な設備なら、これで9割通用します。

では、「加速度」は何のために見るのでしょうか?これは、「人間にはまだ感じ取れない初期の悲鳴」を聞くために使います。
かつてベテラン保全マンは、「聴診棒」を耳に当てて、機械内部の微細な金属音(コロコロ、ガリガリ)を聞き分けていました。今はもう聴診棒を使う人は「絶滅危惧種」になりつつありますが、コナンエアーの「加速度」データは、まさにこの聴診棒の代わりです。
現場に行っても、音も振動も普段と変わらない(速度値も低い)ことがあります。「おかしいな?」と思うかもしれませんが、これは「異常のごく初期段階」である可能性が高いです。
慌てて止める必要はありません。「お、機械内部で何か(油切れや小さな傷)が始まったな」と認識し、監視の頻度を少し上げて様子を見てください。

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正常な場合 |
ベアリング外輪に損傷がある場合 |
「周波数解析(FFT)で異常の原因を特定する」というと、専門的な知識が必要に聞こえます。しかし、現場の現実はもっとシンプルです。「正常だった時の波形と、形が変わっていないか?」を見るだけで十分です。
理論上は「この周波数が出たら外輪傷」といった計算式がありますが、実際には理論通りに出ないことも多々あります。「何かがおかしいのは分かるが、原因は特定できない」ということは、プロでもよくあることです。
原因を100%特定しようと悩む必要はありません。「正常時と比べて、明らかに違う山(ピーク)が出ている」。これだけで「何らかの異常が起きている」という判断には十分です。そこから先は、予算取りのための裏付け資料として使ったり、定期修理のタイミングを検討したりするために使えば良いのです。
最初はデータの意味が良くわからないこともありますが、難しく考える必要はありません。毎日データを取っていくうちに、「あ、この機械は調子が悪くなると、このグラフが動くんだな」というクセが見えてきます。
振動データを記録し続けることは、ベテランの勘をデジタル化することと同じです。それはやがて、今後の設備管理のノウハウ(資産)になって、必ず役に立つ時が来ます。
コナンエアーは、その「最初のデータ蓄積」を、最も手軽に、低コストで始めるためのツールです。まずは気楽に、設備の健康診断を始めてみませんか?まずは実際に計測して、波形を見てみませんか?
設定や波形の見方が分からない場合は、お気軽にご相談ください。
| 会社名 | 中山水熱工業株式会社 NSXe Co.Ltd |
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| 所在地 | 〒513-0835 三重県鈴鹿市平野町7686-10 |
| TEL | 059-375-0330 |
| FAX | 059-379-4704 |
| 営業時間 | 8:00~17:00 |
| 定休日 | 事務所:土曜午後・日曜・祝日 工場:火曜日・水曜日 |
| URL | https://conanair.com/japan/ |
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