

コナンエアーに関して、よくある質問とその回答をご紹介します。
コナンエアーの基本仕様や測定精度、他社製品との比較、費用対効果など、導入検討時に気になる疑問にお答えします。
汎用設備の予防保全においては、ISO10816に準拠した速度値による「傾向管理(簡易診断)」を自動で行う実用性が最も重要であり、コナンエアーはこれを低コストで実現しています。さらに、特許技術により「軸受の損傷検知(精密診断)」もカバーできる点が強みです。ただし、正確に数kHz以上の振動計測が出来るわけでは無いので注意が必要です。
はい、十分に出ます。人の巡回点検を自動化することで、「より高頻度な監視による管理レベルの向上」と「点検工数の大幅な削減」を同時に実現します。突発故障によるライン停止を防ぐことで、導入費用は極めて早期に回収可能です。
本体は防塵・防水(IP67)設計で、内部基板は一般的なパソコンと同等の寿命を持ちます。ランニングコストは定期的な電池交換のみで、市販の汎用CR2電池(家電量販店等で1本数百円?千円程度)が使用可能です。月額利用料などは一切かかりません(買い切り製品です)。
操作マニュアルや解説動画をWeb上で無償提供しており、ご自身で容易にセットアップが可能です。製品の不具合に関しては、製品保証規定に基づくアフターサポートを実施しております。また、有償現地サポートも可能です。詳細につきましては「コナンエアーの製品保証規定とアフターサポート」のページをご確認ください。
コナンエアーには、自動計測用PCアプリ、FFT周波数分析・CSV変換アプリ、グラフ解析ツール「コナライザー」が標準で付属しており、購入後すぐに高度な解析が可能です。手動(マニュアル)モードで巡回測定を行う場合は、スマートフォンやタブレットのWebブラウザから直接操作できるため、専用アプリのインストール自体が不要です。
Note:付属アプリの利用以外にもさまざまなシステムでのデータ利用、連携が可能です。社内で利用している専用システムや設備管理システム、SCADA、BIツールなどでのデータ利用が可能です。
マニュアルモードでは、スマホなどのブラウザで操作するのでアプリは不要です。自動計測を行うためのPCアプリ、FFTによる周波数分析およびCSV変換アプリはすべて付属です。傾向管理用のグラフを作成するエクセルマクロサンプルも提供していますので、コナンエアーを購入するだけですぐに使えます。他のシステムでのCSVデータ利用もできます。
Note:付属アプリの利用以外にもさまざまなシステムでのデータ利用、連携が可能です。社内で利用している専用システムや設備管理システム、SCADA、BIツールなどでのデータ利用が可能です。
可能です。コナンエアーの動作温度範囲は0℃~60℃に設計されています。さらに、本体は防塵・防水規格「IP67」に準拠しているため、冷却塔(クーリングタワー)など屋外の過酷な環境への常設にも対応しています。
電池式モデルのうち、CAN-WLVS-02L、CAN-WLVS-02X、CNA-WLVS-02U、およびCNA-WLVS-02Eは温度センサーを搭載しています。ただし、内部の基板に温度センサーを設置していますので、コナンエアーを設置した対象物の表面温度は測定できません。傾向管理用の参考温度とお考え下さい。
Note:電池式ベーシックモデルCAN-WLVS-02は温度センサーを搭載していません。
充電式はありません。電池式またはUSB電源モデルがあります。電池はリチウムイオン一次電池(CR2、CR-2/3AZ、もしくはCR-123A)ですが、充電式電池を使うと必ず壊れます。USB電源モデルも電池非搭載です。
手動測定は、1台のコナンエアーとスマートフォンやパソコンを1対1でWi-Fi接続し、Webブラウザから操作して10秒間のデータをダウンロードする巡回測定モードです。測定箇所は最大100カ所まで登録でき、これが取得データのラベルになります。自動測定は、設備にセンサーを常設し、あらかじめ設定したスケジュール(最短30分~最長1ヶ月間隔)に沿って、Wi-Fiアクセスポイント経由で基地局(PC)へデータを自動送信・保存するモードです。
基本的に連続測定はできません。マニュアルモードでは、RPAなどを利用することによって、1分間に2回から3回程度の10秒間の振動測定を繰り返すことは可能です。トリガー測定もできませんが、同様にRPA等を利用することやUSB電源モデルとPLCを使ってトリガー測定に近いことは実現できますが、時間遅れは発生します。リアルタイム連続計測は、別売の国際振音計装株式会社開発のファームウェアによって可能です。
見通しの良い環境であれば約20mの距離まで通信可能です。ただし、金属製のダクトに囲まれた場所や、電子レンジなど高周波(マイクロ波)を発する機器の近くでは、電波干渉により通信距離が短くなる場合があります。
5GHz帯のWi-FiおよびBluetoothは使用できません。コナンエアーの通信は、障害物に強く長距離通信に適した「2.4GHz帯のWi-Fi(無線LAN)」のみに特化しています。これにより、工場内の既存ネットワークや汎用のWi-Fiルーターを利用した容易なインフラ構築を実現しています。
最短測定間隔は30分、最長は月に1回です。ただし、特別な設定で1分間隔までは特別に設定できますが、これは動作保証外です。
可能です。すべてのコナンエアー(最大100台)を同じスケジュールにデフォルト設定することができて、さらに個別の設定が優先されます。
接点信号などの出力はありません。警報の発報などは、パソコンに保存されるデータを利用してアプリケーションで実現できます。マニュアルモードでは、注意値・警報値の設定によってブラウザで色分け表示による警告を出すことが出来ます。ただし、これらの情報はダウンロードされるデータには含まれません。
センサーの正しい取り付け方法や、Wi-Fiネットワークの構築、セキュリティ要件など、実運用を始めるための準備について解説します。
コナンエアーは多数の大手企業様の厳しいセキュリティチェックをクリアした実績があります。万が一社内ネットワークに接続できない場合でも、市販の安価なモバイルWi-Fiルーター等を用いて、社内システムから完全に独立したローカルネットワークを構築して運用することが可能です。(※詳細は「Wi-Fiセキュリティ仕様と大手企業様における社内ネットワーク導入実績」のページをご確認ください。)
コナンエアーの底面には標準で2個の強力なマグネットが装着されており、対象設備の金属面にワンタッチで設置可能です。より安定した精密な傾向管理を行いたい場合は、マグネットを外してM3ボルトによる直接ネジ止めや、専用プレートを用いた接着固定にも対応しています。
Note:取付方法や取り付け面の粗さなどの条件で振動特性が変わります。傾向管理の目的には問題ないと思われますが、毎回同じ条件で測定することが望ましいです。
目的によりますが、たとえばポンプの場合には、ガタつきやアンバランスを検知したい場合にはポンプ本体に、モータの軸受けの損傷などを検知したい場合にはモータ本体や軸受に近いところに設置します。
Note:標準のマグネットで円筒外周など曲面に取り付ける場合には安定した方向にしてください。
はい、大きく変わります。振動は伝わる方向が重要なため、基本は垂直・水平・軸方向の3軸を意識して設置します。コナンエアーを用いた3軸検知の重要性については、関連する技術記事「振動センサーの正しい設置方向|3軸(XYZ)と単軸ペンシルタイプの違い」をご覧ください。
目的によりますが問題ないと考えています。カバーの取付はさほどしっかりされていないと思われますので、特定の帯域に共振が発生したり振動値を増幅したりします。しかしながら、傾向管理(相対比較)という目的に限れば、これも感度良く早期検知出来るメリットになる場合もありますし、逆にノイズのような変動が大きくて、傾向が掴めないデメリットになる可能性もあります。これはデータを見て判断していくことになりますが、変動が大きい場合は速度RMSでの傾向管理が基本になります。アンバランスなどが発生すると速度RMSは倍以上の値になって安定します。正常な安定した状態ほど、測定毎のバラツキも多いのではないかと思います。ノイズを測定しているだけなので当然と言えます。精密な加速度値や速度値の絶対値を問題視したい場合には、カバーへのセンサー取付では不可能ですが、コナンエアーは、元々絶対値は保証していませんので、傾向管理には「取り付けられる場所で試す」ところから始めれば良いと思います。
コナンエアーは、マグネットでスイッチに触ると3秒間程度緑色LEDが点灯してから、緑色LEDが点滅します。これでスマホやタブレット、PCから接続出来るようになります。(スイッチを入れてから10秒程度)
NOTE:スマホなどと接続されると緑色と赤色のLEDが交互に点滅します。スマホなどのWi-Fiネットワークが確立されるとブラウザから操作が出来るようになります。(スイッチを入れてから30秒~1分程度かかります。)
マグネットでコナンエアー本体に表示されているスイッチマークに触れると、緑色のLEDが数秒間点灯します。その間にコナンエアーをダブルタップ(2回叩く)を3回繰り返します。緑色のLEDが点滅するとPCやスマホからWi-Fi接続できるようになります。ブラウザで192.168.5.1/modeにてマニュアルモードに変更できます。
Note:LEDが点灯しない時はしばらく待ってから、マグネットで3秒程度スイッチに触ってみてください。ダブルタップがうまくいかない時は、ピアノの鍵盤を連打するようにトントン叩いてみてください。Youtube動画「コナンエアーの自動モードをマニュアルモードに切り替える方法」もご参考にして下さい。
コナンエアーは1台のスマホやタブレット、PCとだけ接続可能です。つながらない時は、すでに他のPCやスマホと接続している可能性があります。
Note:コナンエアーのLED表示:
緑のLEDだけが点滅:未接続
赤と緑のLEDが交互に点滅:接続済み
正常です、インターネットには繋げません。コナンエアーとスマホなどは1対1でローカル接続になります。
Internet Explorer は使えません。Microsoft Edge、Safari、Google Chrome、FireFoxなどでお試しください。DNSを使っている場合にはDNSを使わない設定にしてください。社内ネットワークでご利用のスマホやパソコンでは、セキュリティの設定で接続先が制限されていて繋がらない場合があります。
Note:スマホやタブレットの場合、モバイルデータ通信を遮断していただくと開くことが出来る場合もあります。
マニュアルモードのブラウザにて、
192.168.5.1/showconfig
ユーザ名:conanair
パスワード:nsex
で接続すると、下記が表示されます。
MAC for STA: 自動モードの時のMACアドレス
MAC for AP: マニュアルモードの時のMACアドレス
マニュアルモードでは、接続したスマホやパソコンの時計に合わせています。自動モードでは、PC(基地局)にデータを送信するときにPCの時計を参照して毎回時計合わせを行っています。
日常の監視フローや専用アプリでのデータ解析手法、万が一のトラブルシューティングなど、導入後の運用に関する情報です。
可能です。まずは付属のアプリで自動生成される「速度RMSのトレンドグラフ」を用いて、日々の数値のベースライン(平常値)を把握してください。平常時より数値が上昇した時のみ、生データを用いたFFT解析を行うという運用を推奨しています。また、解析手法に関する技術コラムも無償で公開しております。
機械全体の監視(アンバランス等)には「速度」を、ベアリングの初期異常には「加速度」を確認するのが鉄則です。指標の使い分けについて、詳しくは関連する技術記事「振動データの基礎知識|変位・速度・加速度の違いと最適な周波数帯域」で解説しています。
AIやエッジ処理の「異常スコア」だけでは、エンジニアが後から原因検証(なぜ異常判定されたのか)を行えないためです。生波形データがあれば、FFT解析などを後追いで行い、確信を持ったメンテナンス判断が可能になります。カテゴリ「ブラックボックス化を防ぐ振動解析|生データとアンダーサンプリングの真実」内の記事もご参照下さい。
いいえ、コナンエアー本体にはデータは保存されません。取得した振動データは、Wi-Fiを経由して接続元の端末(スマートフォンやローカルPC)へ直接転送されます。本体にデータを残さず、外部インターネット網も経由しないため、機密性の高い工場でも安全なクラウドレス運用が可能です。
1回の測定(10秒間)で生成される専用ファイル(.cna)は約130KBです。付属のアプリで汎用形式に変換した場合、簡易診断用の「要約CSV」は約0.8KB、詳細な波形解析用の「生データCSV」は約3.3MBとなります。
Note:自動モードでは、cna形式ファイルとCSVファイルの両方の自動保存が可能です。
データ保存世代数の指定でデフォルトが10個となっています。具体的には、設定ファイル app_root.conf において、下記となっています。
DATA_GEN, 10
Note:DATA_GEN, 0
とすれば、無限に(ハードウェアリソースの限り)データを保存します。
つけ直しで測定値が大きく変動することは良くあります。特にファンカバーなどに取付けた場合は特に大きいような気がします。カバーが共振したり振動を増幅するので。ただ、ファンなどのガタつきやアンバランスを見たいだけであれば、速度RMSだけ着目して加速度ピークなどは変動しても無視して良いと思います。特にピークは10秒間の測定で1回でも大きな値が出るとそれが影響しますので。
Note:より繰り返し精度を求めるなら、常時設置による自動計測がお勧めです。
設定ファイルが存在しないか、設定ファイルの記述が間違っています。schedule.conf における、*, daily, 00:00,+01:00*?, , , , , , , ,
上記1行は必須です。これを削除したら起動しません。
Note:設定ファイルのテキストエンコードはUTF-8です。サンプル設定ファイルをメモ帳などで編集して、CAIR_ROOT直下においてください。
PCは正しくネットワーク(Wi-Fiアクセスポイント)に接続されているでしょうか?設定ファイルが間違っているか、認証キーが正しくないかもしれません。tags.conf に記述したSSIDが間違っているかもしれません。コナンエアーをマグネットでリセットした時、しばらくして(十数秒のうちに)基地局アプリに何もメッセージが現れない場合は、コナンエアーから基地局PCへの通信が出来ていないです。
ポイント定義ファイルが入ってないとエラーになります。定義ファイルを編集してアップロードしてください。サンプルはCDのアプリケーションフォルダにあります。
マニュアルモードでは、CDのアプリケーションフォルダにあるポイント定義ファイルをアップロードすることで出荷時の状態になります。
Note:トラブルなどで初期化したい場合には、ブラウザで「http;//192.168.5.1/init」にて出荷時の状態になります。
ユーザー名:conanair
パスワード: conandesse
実施後は左記のポイント定義のアップロードが必要です。
電池の寿命が近づくと、無負荷状態(テスターでの測定時など)では2.8V等の高い電圧を示していても、コナンエアーが起動しようとして負荷がかかった瞬間に電圧が急降下し、起動できなくなることがあります。
コナンエアーは電池電圧2.5V以上で動作しますが、この基準値は「実際に動作負荷がかかっている状態」での電圧を指します。テスター上の数値が残っていても、正常に起動しない場合は新しい電池への交換をお試しください。
主に以下の2つの原因が考えられます。
1, Wi-Fiの通信環境が良好でない場合:通信の再試行(リトライ)を繰り返すため、通信電波の状態が良い場所に比べて最悪10倍程度早く電池を消耗します。
2, 初期設定や調整時に通電時間が長かった場合:初期設定時やマニュアルモード等で連続して電源が入っていると、約8時間で電池が尽きます。セットアップの段階で電池を大きく消耗してしまうと、その後の自動モード運用時に予定よりも早く電池切れを迎える原因になります。
| 会社名 | 中山水熱工業株式会社 NSXe Co.Ltd |
|---|---|
| 所在地 | 〒513-0835 三重県鈴鹿市平野町7686-10 |
| TEL | 059-375-0330 |
| FAX | 059-379-4704 |
| 営業時間 | 8:00~17:00 |
| 定休日 | 事務所:土曜午後・日曜・祝日 工場:火曜日・水曜日 |
| URL | https://conanair.com/japan/ |
| 会社名 | 中山水熱工業 株式会社 NSXe Co.Ltd |
|---|---|
| 所在地 | 〒513-0835
三重県鈴鹿市 平野町 7686-10 |
| TEL | 059-375-0330 |
| FAX | 059-379-4704 |
| 営業時間 | 8:00~17:00 |
| 定休日 | 事務所: 土曜午後・日曜・祝日 工場: 火曜日・水曜日 |
| URL | https://conanair.com/japan/ |