マニュアルモードでは、スマホなどのブラウザで操作するのでアプリは不要です。自動計測を行うためのPCアプリ、FFTによる周波数分析およびCSV変換アプリとFFT結果をグラフ表示・分析するアプリ「コナライザー」はすべて付属です。傾向管理用のグラフを作成するエクセルマクロサンプルも提供していますので、コナンエアーを購入するだけですぐに使えます。他のシステムでのCSVデータ利用もできます。
Note:付属アプリの利用以外にもさまざまなシステムでのデータ利用、連携が可能です。社内で利用している専用システムや設備管理システム、SCADA、BIツールなどでのデータ利用が可能です。
標準でマグネットが取り付けられています。 底面に2個下駄の歯状に両端に付いています。マグネットはM3のボルトとナットで固定されていますので、これを取り外して直接ネジ止めが可能です。 また専用の治具を作って取り付けることも可能です。プレートを取り付けて接着することもできます。
Note:取付方法や取り付け面の粗さなどの条件で振動特性が変わります。傾向管理の目的には問題ないと思われますが、毎回同じ条件で測定することが望ましいです。
目的によりますが、たとえばポンプの場合には、ガタつきやアンバランスを検知したい場合には、ポンプ本体にモータの軸受けの損傷などを検知したい場合にはモータ本体に設置します。
Note:標準のマグネットで円筒外周など曲面に取り付ける場合には安定した方向にしてください。
目的によりますが問題ないと考えています。カバーの取付はさほどしっかりされていないと思われますので、特定の帯域に共振が発生したり振動値を増幅したりします。しかしながら、傾向管理(相対比較)という目的に限れば、これも感度良く早期検知出来るメリットになる場合もありますし、逆にノイズのような変動が大きくて、傾向が掴めないデメリットになる可能性もあります。これはデータを見て判断していくことになりますが、変動が大きい場合は速度RMSでの傾向管理が基本になります。アンバランスなどが発生すると速度RMSは倍以上の値になって安定します。正常な安定した状態ほど、測定毎のバラツキも多いのではないかと思います。ノイズを測定しているだけなので当然と言えます。精密な加速度値や速度値の絶対値を問題視したい場合には、カバーへのセンサー取付では不可能ですが、コナンエアーは、元々絶対値は保証していませんので、傾向管理には「取り付けられる場所で試す」ところから始めれば良いと思います。
0℃~60℃の環境で使えます。また、IP67ですので防水で屋外設置が可能です。
電池式モデルのうち、CAN-WLVS-02LとCAN-WLVS-02Xは温度センサーを搭載しています。ただし、内部の基板に温度センサーを設置していますので、コナンエアーを設置した対象物の表面温度は測定できません。傾向管理用の参考温度とお考え下さい。
Note:電池式ベーシックモデルCAN-WLVS-02は温度センサーを搭載していません。
充電式はありません。電池式またはUSB電源モデルがあります。電池はリチウムイオン一次電池CR2ですが、充電式電池を使うと必ず壊れます。USB電源モデルも電池非搭載です。
手動モードでは、1台のコナンエアーとスマホやタブレット、パソコンなどを1対1でWi-Fi接続してブラウザで操作します。ブラウザにて測定ボタンを押してデータをダウンロードして持ち帰る巡回測定ができます。測定箇所は100カ所まで登録できます、これがダウンロードするデータのラベルになります。自動モードでは、コナンエアーを各測定点に常時設置します。あらかじめ設定したスケジュールに沿って(たとえば1日1回とか)振動計測を行って、Wi-Fiアクセスポイントを通してPCにデータを自動保存します。測定スケジュールは最短30分に1回~最長1ヶ月に1回です。
連続測定はできません。 マニュアルモードでは、RPAなどを利用することによって、1分間に2回から3回程度の10秒間の振動測定を繰り返すことは可能です。トリガー測定もできませんが、同様にRPA等を利用することによってトリガー測定に近いことは実現できますが、時間遅れは発生します。
見通しの効く範囲で20m程度です。ただし、ダクトなど金属に囲まれたところでは近くでも届かないことがあります。高周波(マイクロウェーブ:電子レンジなど)などの影響で障害を発生することもあります。
どちらも使えません。2.4GHzのWi-Fiのみです。
マニュアルモードでは、接続したスマホやパソコンの時計に合わせています。自動モードでは、PC(基地局)にデータを送信するときにPCの時計を参照して毎回時計合わせを行っています。
基本的に本体にデータ保存はできません。マニュアルモードでは、1回10秒間の測定データが一次保存されますので電源ONを継続している間は再度データのダウンロードが可能です。自動モードでは、1回の測定でデータ転送に失敗するとその時のデータは失われます。
ダウンロードされる専用形式のデータファイル(*.cna)は約130KBです。付属のCSV変換を行うPCアプリでCSV出力ができます。
要約CSV(簡易診断用データのみ):800B(0.8KB)
生波形データを含むCSV:3.3MB
Note:自動モードでは、cna 形式ファイルとどちらかのCSVファイルを自動保存が可能です
接点信号などの出力はありません。警報の発報などは、パソコンに保存されるデータを利用してアプリケーションで実現できます。マニュアルモードでは、注意値・警報値の設定によってブラウザで色分け表示による警告を出すことが出来ます。ただし、これらの情報はダウンロードされるデータには含まれません。
マニュアルモードのブラウザにて、
192.168.5.1/showconfig
ユーザ名:conanair
パスワード:nsex
で接続すると、下記が表示されます。
MAC for STA: 自動モードの時のMACアドレス
MAC for AP: マニュアルモードの時のMACアドレス
コナンエアーは1台のスマホやタブレット、PCとだけ接続可能です。つながらない時は、すでに他のPCやスマホと接続している可能性があります。
Note:コナンエアーのLED表示:
緑のLEDだけが点滅:未接続
赤と緑のLEDが交互に点滅:接続済み
正常です、インターネットには繋げません。コナンエアーとスマホなどは1対1でローカル接続になります。
Internet Explorer は使えません。Microsoft Edge、Safari、Google Chrome、FireFoxなどでお試しください。DNSを使っている場合にはDNSを使わない設定にしてください。
Note:スマホやタブレットの場合、モバイルデータ通信をオフにした方が良い場合があります。
ポイント定義ファイルが入ってないとエラーになります。定義ファイルを編集してアップロードしてください。サンプルはCDのアプリケーションフォルダにあります。
CDのアプリケーションフォルダにあるポイント定義ファイルをアップロードすることで出荷時の状態になります。
Note:トラブルなどで初期化したい場合には、ブラウザで「http;//192.168.5.1/init」にて出荷時の状態になります。
ユーザー名:conanair
パスワード: conandesse
実施後は左記のポイント定義のアップロードが必要です
コナンエアーは、マグネットでスイッチに触ると3秒間程度緑色LEDが点灯してから、緑色LEDが点滅します。これでスマホやタブレット、PCから接続出来るようになります。(スイッチを入れてから10秒程度)
NOTE:スマホなどと接続されると緑色と赤色のLEDが交互に点滅します。スマホなどのWi-Fiネットワークが確立されるとブラウザから操作が出来るようになります。(スイッチを入れてから30秒~1分程度かかります。)
つけ直しで測定値が大きく変動することは良くあります。特にファンカバーなどに取付けた場合は特に大きいような気がします。カバーが共振したり振動を増幅するので。ただ、ファンなどのガタつきやアンバランスを見たいだけであれば、速度RMSだけ着目して加速度ピークなどは変動しても無視して良いと思います。特にピークは10秒間の測定で1回でも大きな値が出るとそれが影響しますので。
Note:より繰り返し精度を求めるなら、常時設置による自動計測がお勧めです。
設定ファイルが存在しないか、設定ファイルの記述が間違っています。schedule.conf における、*, daily, 00:00,+01:00*?, , , , , , , ,
上記1行は必須です。これを削除したら起動しません。
Note:設定ファイルのテキストエンコードはUTF-8です。サンプル設定ファイルをメモ帳などで編集して、CAIR_ROOT直下においてください。
最短測定間隔は30分、最長は月に1回です。
可能です。すべてのコナンエアー(最大100台)を同じスケジュールにデフォルト設定することができて、さらに個別の設定が優先されます。
PCは正しくネットワーク(Wi-Fiアクセスポイント)に接続されているでしょうか?設定ファイルが間違っているか、認証キーが正しくないかもしれません。tags.conf に記述したSSIDが間違っているかもしれません。
マグネットでコナンエアー本体に表示されているスイッチマークに触れると、緑色のLEDが数秒間点灯します。その間にコナンエアーをダブルタップ(2回叩く)を3回繰り返します。緑色のLEDが点滅するとPCやスマホからWi-Fi接続できるようになります。ブラウザで192.168.5.1/modeにてマニュアルモードに変更できます。
Note:LEDが点灯しない時はしばらく待ってから、マグネットで3秒程度スイッチに触ってみてください。ダブルタップがうまくいかない時は、ピアノの鍵盤を連打するようにトントン叩いてみてください。
データ保存世代数の指定でデフォルトが10個となっています。具体的には、設定ファイル app_root.conf において、下記となっています。
DATA_GEN, 10
Note:DATA_GEN, 0
とすれば、無限に(ハードウェアリソースの限り)データを保存します
マニュアルモードでは、スマホなどのブラウザで操作するのでアプリは不要です。自動計測を行うためのPCアプリ、FFTによる周波数分析およびCSV変換アプリとFFT結果をグラフ表示・分析するアプリ「コナライザー」はすべて付属です。傾向管理用のグラフを作成するエクセルマクロサンプルも提供していますので、コナンエアーを購入するだけですぐに使えます。他のシステムでのCSVデータ利用もできます。
Note:付属アプリの利用以外にもさまざまなシステムでのデータ利用、連携が可能です。社内で利用している専用システムや設備管理システム、SCADA、BIツールなどでのデータ利用が可能です。