

IoTを活用した予知保全システムを検討する際、センサーのカタログスペック以上に重要となるのが「どのような形式のデータを送信・保存しているか」という仕様です。
現在主流となっているワイヤレス振動センサーの多くは、通信量や消費電力を極力抑えるために「エッジ処理」を採用しています。しかし、このエッジ処理こそが、現場の保全エンジニアを悩ませる「ブラックボックス化」の根本的な原因となっています。
本記事では、エッジ処理の具体的な中身と、ワイヤレス振動計「コナンエアー」が固執する「生データ(Raw Data)」保存との決定的な違いを解説します。

「センサー側でエッジ処理を行う」と聞くと高度な技術のように聞こえますが、実際にクラウドやサーバーへ送信されている「結果」に含まれるのは、大まかに以下のような情報です。
エッジ処理によって送信される主なデータ(具体例)
これらはすべて「処理済みの結果」です。通信データ量が圧倒的に少なくなるため、システム構築は容易になります。しかし、予知保全の現場において本当に必要なのは「結果」だけなのでしょうか。
エッジ処理最大のデメリットは、最も情報量の多い「生波形データ(Raw Data)」がセンサー側で破棄されてしまうことです。
異常を知らせるアラートが鳴ったとき、現場のエンジニアは「なぜその判定になったのか?」を必ず確認したくなります。
「単なる突発的なノイズを拾っただけではないか?」
「ベアリングの傷特有の周期的なピークが本当に出ているのか?」
エッジ処理のシステムでは、元となる波形が存在しないため、これらの疑問に答えることができません。後からエンジニア自身がFFT解析などをやり直して検証することが不可能であり、結果として「システムの判定を疑心暗鬼のまま信じるしかない」というブラックボックスに陥ります。
現場のエンジニアが確信を持って保全判断を下すための「武器」となるのは、加工されていない生波形データです。しかし、ここに大きな技術的ジレンマが存在します。
通常、ベアリングの異常などを示す高い周波数帯域の振動を「生波形」として取得しようとすると、サンプリングレートを非常に高く設定する必要があり、データボリュームが膨大なものになります。膨大なデータは、ワイヤレス通信(Wi-Fi等)の帯域を圧迫し、センサーのバッテリーを急速に消費してしまうため、現実的な運用が困難になります。
「生データを残したい。しかし、データ量が大きすぎてワイヤレス化できない」
この矛盾を解決し、通信量を劇的に削減しながら「軽量化された生データ」を保存し続けるためにコナンエアーが開発したのが、特許取得済みの「アンダーサンプリング技術」なのです。
| 会社名 | 中山水熱工業株式会社 NSXe Co.Ltd |
|---|---|
| 所在地 | 〒513-0835 三重県鈴鹿市平野町7686-10 |
| TEL | 059-375-0330 |
| FAX | 059-379-4704 |
| 営業時間 | 8:00~17:00 |
| 定休日 | 事務所:土曜午後・日曜・祝日 工場:火曜日・水曜日 |
| URL | https://conanair.com/japan/ |
| 会社名 | 中山水熱工業 株式会社 NSXe Co.Ltd |
|---|---|
| 所在地 | 〒513-0835
三重県鈴鹿市 平野町 7686-10 |
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| FAX | 059-379-4704 |
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